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和田先生が語る 英語マスターへの道

英語が話せるようになる前に、まず耳が変わります。毎日の音読・重ね読み・シャドーイングで、聞ける英語を増やしましょう。

2026/6/19
講師コラム和田先生音読オーバーラッピングシャドーイング

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今日の一歩
1本だけ音読
先に伸びる力
リスニング
練習の順番
音読→重ね読み→影読み
続け方
少しきついを毎日
黒板の前で英語学習について話す和田先生

聞き手:和田先生、英語を伸ばしたいけれど、何から始めればいいですか。和田先生:今日からは、英検ポータルの音読特訓を開いて、1本だけ声に出してみてください。うまく読めなくても大丈夫。昨日より聞こえる音が1つ増えたら、それはもう英語マスターへの一歩です。

声に出した英語は、耳に残ります。耳に残った英語は、聞き取れる英語になり、やがて口から出せる英語になります。

和田先生 / 英検ポータル 音読特訓

Q. 音読って、本当に英語が伸びるんですか?

聞き手:音読は、ただ英文を読むだけに見えます。リスニングやスピーキングにも効くんですか。

和田先生:効きます。しかも、最初に大きく変わりやすいのはスピーキングよりリスニングです。英語の音、リズム、単語のつながりを自分の声でまねると、耳が『この音はこう聞こえるんだ』と覚えていきます。

和田先生:いきなりペラペラ話せなくても心配いりません。まずは、前より聞き取れる音が増えます。読める英文が聞ける英文になり、聞ける英文が少しずつ言える英文に変わります。

音読とシャドーイングでリスニング力が伸びるイメージ図
声に出す練習を続けると、英語の音が耳に残り、聞ける英語が少しずつ増えていきます。

ポイント

話せるようになる前に まず聞けるようになる

音読やシャドーイングを始めると、最初から急に英語がペラペラ出るわけではありません。先に大きく変わるのはリスニングです。音のまとまり、単語のつながり、文のリズムが耳に残るようになると、聞き取れる英語が増えます。そのあとで、口から出る英語も少しずつ速くなります。

  • 読める英文は、聞き取りやすくなる。
  • 聞き取れる英文は、まねして言いやすくなる。
  • 話す力は、聞く力の上に乗って伸びる。
  • まずリスニングが伸びることを、しっかり喜んでよい。

Q. どれくらい大変な練習を選べばいいですか?

聞き手:自分に合うレベルが分かりません。簡単なものをたくさんやる方がいいですか。

和田先生:音読特訓は筋トレと同じです。軽すぎると力がつきにくく、重すぎるとフォームが崩れて続きません。自分にとって『ちょっときついけれど、何とか最後までできる』英文を選びましょう。

和田先生:1日5分でも大丈夫です。昨日より止まる場所が1つ減った。前より音声に少し近づいた。聞き逃していた単語が拾えた。こういう小さな変化が、毎日続ける力になります。

3つの特訓は レベルアップ順に進む

段階やり方伸びる力
音読特訓本文を見ながら、意味の区切りを意識して声に出す。最初は速さより正確さを優先する。英文を前から理解する力、語順の感覚、発音と意味をつなげる力
オーバーラッピング本文を見ながら音声を流し、音声に重ねて読む。リズム、強弱、息継ぎをまねる。英語らしいリズム、音のつながり、リスニングで音をまとまりで取る力
シャドーイング本文を見る量を減らし、音声の少しあとを追って言う。聞いた英語をすぐ口に戻す。耳で処理する力、聞こえた順に理解する力、スピーキングの瞬発力

Q. それぞれ、どう練習すればいいですか?

音読特訓:意味を分かって声に出す

聞き手:最初は何を意識しますか。和田先生:日本語の意味や場面を確認してから、英文を前から区切って読みます。分からない単語で止まったら印をつけ、もう一度読みます。目標は、きれいな発音だけでなく、意味を分かって声に出すことです。

オーバーラッピング:音声にぴったり重ねる

聞き手:音声とずれたら失敗ですか。和田先生:失敗ではありません。本文を見ながら、音声と同じタイミングで声を重ねます。速さ、強く読む語、音がつながる場所をまねることで、英語らしいリズムが耳に入ります。

シャドーイング:聞こえた音を追いかける

聞き手:シャドーイングは難しそうです。和田先生:最初は本文を見ても構いません。音声の少しあとを追い、聞こえた英語をそのまま口に出します。全部を完璧に言うより、止まらず追い続けることを優先しましょう。

Q. どうしてリスニングが先に伸びるんですか?

聞き手:英語を読む練習なのに、なぜリスニングに効くんですか。

和田先生:リスニングでつまずく原因は、単語を知らないことだけではありません。英語の音がつながる、弱く読まれる語がある、文の途中で日本語に直そうとして次の音を逃す。こういうことが重なると、読める英文でも聞けなくなります。

和田先生:音読とオーバーラッピングを続けると、文字と音が結びつきます。シャドーイングまで進むと、英語を後ろから訳すのではなく、聞こえた順に処理する練習になります。だから、スピーキングが目に見えて伸びる前に、リスニングが先に伸びるのです。

ちょうどいい負荷の見つけ方

状態負荷の見方次にやること
簡単すぎる一度でほぼ読める、音声にもすぐ重ねられる少し長い英文、速い音声、本文を見ない練習へ進む
ちょうどよい2〜3回読むと追いつける。少し疲れるが、最後まで続けられる同じ英文を数日続け、止まる場所を減らす
難しすぎる意味が分からない、音声にまったく追いつけない、途中で止まる級を下げる、速度をゆっくりにする、1段落だけにする

今日の5分メニュー

  • 英検ポータルにログインし、音読特訓を開く。
  • 自分の級を選び、まず1つの英文だけに決める。
  • 1回目は意味を確認しながら音読する。
  • 2回目は音声を聞き、本文を見ながらオーバーラッピングする。
  • 3回目は音声の少しあとを追いかけてシャドーイングする。
  • 難しすぎる日は、速度を下げるか短い範囲だけにする。
  • 終わったら完了を記録し、翌日も同じ英文か次の英文に戻る。
  • 聞き取れる音が増えたら、それを今日の勝ちにする。

最初の1週間 音読特訓プラン

  1. Day 1

    1つの英文を選び、意味を確認してからゆっくり音読します。読みにくい単語に印をつけます。

  2. Day 2

    同じ英文で音声を聞き、本文を見ながらオーバーラッピングします。速さより、音の強弱と区切りをまねます。

  3. Day 3

    前半だけシャドーイングします。全部言えなくても、聞こえた順に追うことを優先します。

  4. Day 4

    速度を変えるか、少し長い範囲に広げます。ちょっときつい負荷になっているか確認します。

  5. Day 5

    同じ英文をもう一度録音するつもりで音読し、止まる場所が減ったかを見ます。

  6. Day 6

    新しい英文に進むか、苦手だった英文をもう一日続けます。聞き取れる音が増えたかを確認します。

  7. Day 7

    1週間で読めるようになった英文を振り返り、次の週も毎日5〜10分続ける予定を決めます。

ポイント

今日からは音読特訓を使って鍛える

これまでは、音読、オーバーラッピング、シャドーイングを毎日続ける教材が身近にない人も多かったはずです。でも、英検ポータルには今日から使える音読特訓があります。迷ったら、まず開いてください。正しい負荷で毎日続けた分は、必ず力になります。

  • 毎日少しでも声に出す。
  • 耳が先に伸びることを信じる。
  • ちょっときつい負荷を選ぶ。
  • 記録して、続けた自分を見えるようにする。

音読特訓から シャドーイング特訓まで始める

今日のうちに1本だけ音読してみましょう。音読、オーバーラッピング、シャドーイングの順に進めると、リスニングとスピーキングの土台が毎日少しずつ強くなります。

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