音読特訓:意味を分かって声に出す
聞き手:最初は何を意識しますか。和田先生:日本語の意味や場面を確認してから、英文を前から区切って読みます。分からない単語で止まったら印をつけ、もう一度読みます。目標は、きれいな発音だけでなく、意味を分かって声に出すことです。
英語が話せるようになる前に、まず耳が変わります。毎日の音読・重ね読み・シャドーイングで、聞ける英語を増やしましょう。
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聞き手:和田先生、英語を伸ばしたいけれど、何から始めればいいですか。和田先生:今日からは、英検ポータルの音読特訓を開いて、1本だけ声に出してみてください。うまく読めなくても大丈夫。昨日より聞こえる音が1つ増えたら、それはもう英語マスターへの一歩です。
声に出した英語は、耳に残ります。耳に残った英語は、聞き取れる英語になり、やがて口から出せる英語になります。
聞き手:音読は、ただ英文を読むだけに見えます。リスニングやスピーキングにも効くんですか。
和田先生:効きます。しかも、最初に大きく変わりやすいのはスピーキングよりリスニングです。英語の音、リズム、単語のつながりを自分の声でまねると、耳が『この音はこう聞こえるんだ』と覚えていきます。
和田先生:いきなりペラペラ話せなくても心配いりません。まずは、前より聞き取れる音が増えます。読める英文が聞ける英文になり、聞ける英文が少しずつ言える英文に変わります。

ポイント
音読やシャドーイングを始めると、最初から急に英語がペラペラ出るわけではありません。先に大きく変わるのはリスニングです。音のまとまり、単語のつながり、文のリズムが耳に残るようになると、聞き取れる英語が増えます。そのあとで、口から出る英語も少しずつ速くなります。
聞き手:自分に合うレベルが分かりません。簡単なものをたくさんやる方がいいですか。
和田先生:音読特訓は筋トレと同じです。軽すぎると力がつきにくく、重すぎるとフォームが崩れて続きません。自分にとって『ちょっときついけれど、何とか最後までできる』英文を選びましょう。
和田先生:1日5分でも大丈夫です。昨日より止まる場所が1つ減った。前より音声に少し近づいた。聞き逃していた単語が拾えた。こういう小さな変化が、毎日続ける力になります。
| 段階 | やり方 | 伸びる力 |
|---|---|---|
| 音読特訓 | 本文を見ながら、意味の区切りを意識して声に出す。最初は速さより正確さを優先する。 | 英文を前から理解する力、語順の感覚、発音と意味をつなげる力 |
| オーバーラッピング | 本文を見ながら音声を流し、音声に重ねて読む。リズム、強弱、息継ぎをまねる。 | 英語らしいリズム、音のつながり、リスニングで音をまとまりで取る力 |
| シャドーイング | 本文を見る量を減らし、音声の少しあとを追って言う。聞いた英語をすぐ口に戻す。 | 耳で処理する力、聞こえた順に理解する力、スピーキングの瞬発力 |
聞き手:最初は何を意識しますか。和田先生:日本語の意味や場面を確認してから、英文を前から区切って読みます。分からない単語で止まったら印をつけ、もう一度読みます。目標は、きれいな発音だけでなく、意味を分かって声に出すことです。
聞き手:音声とずれたら失敗ですか。和田先生:失敗ではありません。本文を見ながら、音声と同じタイミングで声を重ねます。速さ、強く読む語、音がつながる場所をまねることで、英語らしいリズムが耳に入ります。
聞き手:シャドーイングは難しそうです。和田先生:最初は本文を見ても構いません。音声の少しあとを追い、聞こえた英語をそのまま口に出します。全部を完璧に言うより、止まらず追い続けることを優先しましょう。
聞き手:英語を読む練習なのに、なぜリスニングに効くんですか。
和田先生:リスニングでつまずく原因は、単語を知らないことだけではありません。英語の音がつながる、弱く読まれる語がある、文の途中で日本語に直そうとして次の音を逃す。こういうことが重なると、読める英文でも聞けなくなります。
和田先生:音読とオーバーラッピングを続けると、文字と音が結びつきます。シャドーイングまで進むと、英語を後ろから訳すのではなく、聞こえた順に処理する練習になります。だから、スピーキングが目に見えて伸びる前に、リスニングが先に伸びるのです。
| 状態 | 負荷の見方 | 次にやること |
|---|---|---|
| 簡単すぎる | 一度でほぼ読める、音声にもすぐ重ねられる | 少し長い英文、速い音声、本文を見ない練習へ進む |
| ちょうどよい | 2〜3回読むと追いつける。少し疲れるが、最後まで続けられる | 同じ英文を数日続け、止まる場所を減らす |
| 難しすぎる | 意味が分からない、音声にまったく追いつけない、途中で止まる | 級を下げる、速度をゆっくりにする、1段落だけにする |
1つの英文を選び、意味を確認してからゆっくり音読します。読みにくい単語に印をつけます。
同じ英文で音声を聞き、本文を見ながらオーバーラッピングします。速さより、音の強弱と区切りをまねます。
前半だけシャドーイングします。全部言えなくても、聞こえた順に追うことを優先します。
速度を変えるか、少し長い範囲に広げます。ちょっときつい負荷になっているか確認します。
同じ英文をもう一度録音するつもりで音読し、止まる場所が減ったかを見ます。
新しい英文に進むか、苦手だった英文をもう一日続けます。聞き取れる音が増えたかを確認します。
1週間で読めるようになった英文を振り返り、次の週も毎日5〜10分続ける予定を決めます。
ポイント
これまでは、音読、オーバーラッピング、シャドーイングを毎日続ける教材が身近にない人も多かったはずです。でも、英検ポータルには今日から使える音読特訓があります。迷ったら、まず開いてください。正しい負荷で毎日続けた分は、必ず力になります。
今日のうちに1本だけ音読してみましょう。音読、オーバーラッピング、シャドーイングの順に進めると、リスニングとスピーキングの土台が毎日少しずつ強くなります。
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